要望・提案・指示など依頼の仕方

コーチング
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仕事で相手にやって欲しいことがあり、きちんと指示したり頼んだりしているつもりでも、うまくいかなかったことはありませんか?この記事では、そんなときどうすれば良いかを說明します。

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1.丁寧な態度を取る

まずは態度から考えましょう。誰にでも経験があると思いますが、指示や依頼を受けた場合に命令口調で「やれ」と言われたらどうでしょうか?たとえ仕事でもイヤな気持ちになりますよね。

相手に何かやって欲しいときや提案があるときは、指示の場合でも上から目線でやらせるのではなく、丁寧に「やって欲しい」とお願いすると、きちんとやってくれることがほとんどです。したがって、指示や依頼をするときは、心を込めて本気でお願いすることが重要です。

2.やらされ感をなくす

次に、やらされ感についてです。態度も関係しますが、指示や頼まれたことを「やらされている」と感じると抵抗があるものです。逆に、自発的に「頼みを聞いてあげる」と思っている場合にはすんなりとやるのではないでしょうか。

どうすれば良いかというと、やる、やらないの選択や権限を可能な範囲で相手に委ねます。こうすることで、やらされ感が軽減されて自発的な行動につながります。

3.納得感を与える

最後に、納得感です。やる内容について、理由や意味を説明されずにいきなりやって欲しいと言われてもピンときませんよね。

どうしてその人がやるのか、どんな意味があるのかなど、依頼された事に納得がいくと、やる価値や意味のあることがわかり、納得感が生まれるので、より行動に移しやすいと思います。

ポイントと例

1.丁寧な態度を取る:「やって欲しい」と丁寧な態度でお願いする
2.やらされ感をなくす:やるやらないの選択や権限を相手に委ねる
3.納得感を与える:内容についての理由や意味をきちんと伝える

例として上司と部下の会話で見てみましょう。

【例1】
上司:この資料を明日までに作っておいてくれ。
部下:どうして明日までに作る必要があるんですか?
上司:どうして?仕事だからに決まってるじゃないか。
部下:はぁ…そうですね。
上司:明日までに頼むぞ。
部下:わかりました…

【例2】
上司:この資料を明日までに作って欲しいんだけど、お願いできる?
部下:どうして明日までに作る必要があるんですか?
上司:来週の会議で必要だから早く目を通したいんだけど、どう?
部下:急ぎの仕事があるので明日は厳しいですけど、金曜の午前中までだったらできます。
上司:金曜の午前中なら大丈夫。ではそれまでによろしく頼むよ。
部下:わかりました。金曜の午前中にお持ちします。

例1では上から目線で指示した上に、理由も「仕事だから」とあまりスッキリしません。しかも、やることを前提で決めつけてしまっているので、選択の余地が全くありません。

それに対して例2では、「作って欲しい」とお願いして、「来週月曜の会議で使いたい」と必要な理由も明らかにしています。「どう?」と聞くことによって、部下にある程度決定権を委ねることになり、どうするか話ができます。

このように、指示をする場合でもアプローチ次第で結果や関係が大きく変わってきますので、できる限り気をつけましょう。

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