「想いに寄り添う」こ・・・|株式会社自由の森

「想いに寄り添う」ことで沈んだ気持ちを楽に

もし誰か落ち込んでいる人がいるとき、あなたはどうしますか?

慰める、励ます、といった答えが返ってきそうですが、もっと効果的な方法があります。それがタイトルにある「想いに寄り添う」ことです。「想い」はここでは「思考と感情」のことを差します。

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他人の心を完全に理解することはできないかもしれませんが、それでも相手の想いに寄り添って、自分の経験やイメージの範囲内で共感することはできると思います。人が落ち込んでいるようなときには特に共感が大切です。

コーチングでも相手の想いに寄り添うことは大切です。相手のテンションに自分も合わせることで寄り添うことができます。つまり、感情のエネルギーを合わせるということです。

例えば、自分が落ち込んでいるときに、大きな声で元気に「どうしたの!?」と言われても「放っておいて!」と言いたくなるのではないでしょうか。それよりは相手の落ち込んだテンションに合わせ、声のトーンを落として「元気ないみたいだけど、どうしたの?」と言われたほうが話しやすいと思います。

逆に、相手のテンションが高い時に、元気のない声で「どうしたの…?」と言われたら「つまらないの?」となってシラけてしまいます。こんなときは一緒に元気を出して「嬉しそうだね!どうしたの?」と言ってあげると、喜んで話してくれるでしょう。

テンションを合わせた後、どのように相手の想いに寄り添うかというと「反映」のスキルを使います。

今回から日常でも役に立つコーチングのスキルを紹介しようと思います。 相手が自分の状態を把握し、テンションがより上がったり、下がったりする方...

上の記事で紹介していますが、簡単にいうと相手の言葉や状態をそのまま伝えることです。
相手に寄り添う場合には反映が非常に有効です。感情のエネルギーを合わせた上で、反映を使いながら考え(思考)を聴いていくと、想いに寄り添うことができます。

例で見てみましょう。

相手:仕事がうまくいかなくて、投げ出したいんです…。
自分:投げ出したいんですか…つらそうですね。
相手:はい…すごくつらいです。
自分:今、どんな感じですか?
相手:何をやってもうまくいかない感じがします。
自分:うまくいかない感じなんですね。無力感という言葉が浮かんだんですがどうですか?
相手:そうです。無力感で一杯です。
自分:無力感で一杯なんですね。寂しさも感じますけど、どうですか?
相手:確かに寂しいですね…。本当にすごく寂して苦しいです。
自分:寂しくて苦しいんですね。体のどこが苦しいですか?
相手:胸のあたりです。
自分:胸のあたりですね。どんな感覚ですか?
相手:しめつけられるような感じです。
自分:しめつけられているんですね。他に色や感触はどうですか?
相手:暗い感じで、トゲトゲしている感じがします。
自分:暗くてトゲトゲしているんですね。この苦しい感じに名前を付けるとしたら?
相手:そうですね…。トゲトゲでしょうか。
自分:トゲトゲですね。トゲトゲをどうしたいですか?
相手:ハンマーみたいなもので壊してしまいたいです。
自分:今からハンマーで壊してもらいたんですけど、どうですか?
相手:やってみます…えい!
自分:ありがとうございます。どうなりましたか?
相手:バラバラになりました。
自分:バラバラになったんですね。今スーッと力が抜けた感じがします。
相手:そういえば力が抜けました。
自分:力が抜けたんですね。今どんな気持ちですか?
相手:張り詰めていたのが楽になった気がします。
自分:楽になったんですね。振り返って仕事を見てみるとどうですか?
相手:うまくやろうとしすぎていたように感じます。
自分:うまくやろうとしすぎていたことに気づいたんですね。
相手:はい。気持ちが軽くなりました。
自分:軽くなったんですね。これからどうしますか?
相手:これからはもう少し力を抜いてやってみます。

このようにどうしようもないような重い内容でも、相手の想いに寄り添い続けることで、沈んでいた気持ちを浮かび上がらせることができます。なお、アプローチについて補足すると、相手の抱えているものをサボタージュとして扱っています。
誰かが落ち込んでいるときは、想いに寄り添ってあげてください。

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