コーチングを学ぶとき注意したい3つのこと

現在行っている勉強会の中で、コーチングを学び始めた方が陥りやすい状況を分析し、注意事項としてまとめました。これからコーチングを学ぶ方のご参考になれば幸いです。

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1.相手が出した言葉にこだわりすぎない

前に紹介した記事「キーワードを拾って広げる」と紙一重ですが、出された言葉へのこだわりが強すぎると、引っかかってしまって堂々めぐりの状態になってしまう場合があります。

これは、コーチングを行う側が関心を持っていることや、気になっていることが相手の言葉として出された場合に陥りやすいので気をつけてください。

私も以前勉強会で友人を相手にコーチングの練習を行っていたときにやってしまいました。
共通の趣味が話題だったので、思わず引っかかって前半にコーチングが崩れかけてしまい、後半でなんとか立て直しました。

対処の仕方は、「気づいたら元に戻す」ということです。
「引っかかっているな」と感じたら、一旦気持ちをリセットして相手に集中し直します。

2.問題を解決しようとしない

コーチングで陥りやすい失敗として、クライアントの問題解決を試みる場合があります。

これは、ある程度の社会経験を積んだ方、簡単に言うと働いている、あるいは働いた経験のあるほとんどの人がやってしまいがちだと考えています。

問題解決的なアプローチになりがちな理由として、仕事というものはいつも何らかの問題を抱え、問題を解決し続けて前に進むようになっているからではないかと思っています。
社会に出ると問題を解決するように指示や指導を受け、様々な手法や経験を身に付けていきます。

時には人と協力して問題解決を一緒に考えたり、さらには後輩がいたり役職がついたりすると指導する立場になり、さらに問題解決する力に磨きがかかるのではないでしょうか。
したがって、社会経験の長い方や、組織で指導する立場の方などは、問題解決をしようという傾向が強く現れるのではないかと思います。

ただ、コーチングでは問題を解決するのはあくまでもクライアントなので、解決策を考えてあげるよりも、どこがうまくいかないか、どうやったら解決できるか、できることは何か、などについて促すほうが好ましいです。
問題解決を試みることは悪いことではありませんが、コーチングでは行うタイミングが限定されているということです。
また、姿勢としてはむしろ好ましいことだと思います。
なぜなら「相手の役に立ちたい」という思いが、そうさせるからだと考えているからです。

問題解決力をコーチングに活かすには、具体的な行動を促すタイミングで提案を行うことが挙げられます。
今まで培ってきた問題解決力で、あなたらしい提案をしてください。

ただし、「はい・いいえ・逆提案」と「相手が選ぶ」ということはお忘れなく。

3.ストーリーを作らない

コーチングを学ぶ上で注意したいことの3つめは、「ストーリーを作らない」ということです。

これは問題解決にも関連している部分があります。
問題に対して結果を予測してストーリーを作り、そのストーリーに沿って解決に導くということは良く使う手法ではないでしょうか。

コーチングで行う側がストーリーを作ってしまうと「ひとつの答えにこだわっている状態」になってしまいます。
こうなると、出てくるのは文章になっている「〇〇ですよね?」といった長くて閉じた質問(クローズドクエスチョン)で、コーチングを受けているはずの相手が話を聴くモードになって、そのストーリーに沿って質問に答えてしまうことも珍しくありません。

このような場合は、コーチングの途中で違和感がはっきりと現れます。
相手の返事や声の調子、表情や態度がおかしいと感じたら、大抵の場合「違う」と思われています。
気をつかって違うと言えないこともあるので、こういったサインをしっかりキャッチしましょう。

想いに寄り添っていないので、信頼関係(協働関係)が崩れる場合もあります。
誘導的になっていると気づいたら、手放して相手の話に集中しましょう。

以上、3つの注意点を挙げました。
これだけでも気をつけるとかなりコーチングの上達が早まると思いますので、ぜひ役立ててください。

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