設立5周年に語るコーチングの面白さ

コーチング
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2008年4月16日に自由の森を設立してから、おかげさまで今日で5年となりました。いつもありがとうございます。

おぼろげにずっと伝えたいと思ってはいたんですが、伝えてこなかった、コーチングの面白さについて書きます。

体験コーチングを受けてくださるクライアントの方に「なんでコーチングをやっているのか?」あるいは「どこがいいのか?」といったご質問を受けることが多いんですが、ここでコーチングの面白さについて述べることで、ご質問にお答えするとともに、伝えきれなかったことをお伝えできればと思います。

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気軽に入れて奥が深い

「相手が答えを持っている」という前提で関わるコーチングの強みで、コーチング以外の専門的な知識や経験がほとんど必要ないことが理由だと考えています。

例えば仕事の相談に乗る場合、コンサルティングでは現状を把握して分析し、解決策を提示しますが、財務会計や企業戦略などの専門知識や、今まで手がけてきた案件によって積んできた経験がものをいうのではないでしょうか。
一方、コーチングではクライアントが持つ答えを出して、行動を決めるので、クライアントの仕事における専門知識や経験がなくても特に問題ありません。

この専門知識や経験がほとんど必要ないところに、コーチングの入りやすさがあると考えています。
また、自然な会話から便利なものを拾い上げて、使いやすいように名前を付けたのがコーチングのスキルなりツールだと考えています。
したがって、どんな形であれ会話をしたことがない人はいないでしょうから、誰でも身に付けることができると思っています。

私自身はプロとしてやっているので当たり前ですが、この記事を読んでいる皆さんもコーチングを学んで実力が身に付けばクライアントの人生を左右するような大きなテーマを扱うことができるようになります。
コーチングを行う上での知識と経験は必要になりますが、本気で勉強すれば3ヶ月~半年、マイペースでゆっくりやっても1~2年あればプロレベルの実力が身につきます。

コーチングをやり始めるきっかけは本を読んだことです。
本を1冊読んで「面白そうだからもっと勉強してみよう」と思って、2冊目に「コーチング・バイブル」を手にして、コーチングのプロフェッショナルがいることを知り、この世界に入りました。
その後、CTIのワークショップに参加して、コーチングの奥の深さ、面白さを知り、さらにのめり込んでいきました。

面白いゲームなどもそうだと思いますが、気軽に入れて、本気でやると奥が深く、やればやるほど実力が身につくところが好きです。

どんな内容にも対応できる

前の項目にある専門的な知識や経験が必要ないこととも関係していますが、コーチングは汎用性、応用範囲が非常に高い方法です。
つまり、内容を選ばず、どんなことでも対応ができるということです。

私は2005年からコーチングを学び始めて色々な人と関わってきましたが、振り返ってみると多種多様な内容でした。
守秘義務があるので詳しいことは書けませんが、差し支えない範囲で例を紹介すると、仕事のやり方、就職、転職、人間関係、恋愛、性格を変えるなどです。

特に体験コーチングでは本当に信じられないような状況の方もいらっしゃって、興味深く伺いながらコーチングを行ったことも何度かありました。
このようにどんな内容でもコーチングが行えることにも面白さを感じています。

人が持つ強さや可能性の広がりを感じられる

人が本来持っているどんなことにも立ち向かう強さや、可能性を感じられることもコーチングを行う醍醐味です。
「クライアントの強さを信じる」とも教わりますが、これは色々なコーチングの場面で実感することができます。

例えば、クライアントの方が始めに思ってもいなかったことを行う場合や、ハードルの高い目標に挑戦する場合などです。

これは、私自身が人の強さや可能性を信じていたいと思っていて、実感できることが嬉しいからです。
「信じる心が力になる」とか「信は力なり」という言葉を、コーチングを通じて体現できたらと思っています。

人生が変わる瞬間に立ち会える

これがコーチングをやっている一番の理由です。

コーチングの最中、クライアントの方が新しい一歩を踏み出すといった人生において重要な決断をしたり、これからの自分を変えるような本質的な気づきを得たりする場面が訪れますが、こうした場面に立ち会えることに、この上なく喜びを感じますし、本当にコーチングをやっていて良かったと思います。

私の大好きな漫画、xxxHOLiCに「一方的な関係などはない」という言葉が出てきますが、コーチングにも当てはまります。
コーチングそのものが行う側と受ける側で協働関係を築くものですし、コーチングを行うこちらも一方的に行っているのではなく、クライアントの方から力をもらっています。

私はコーチングに出会う前から、仕事をする上でどうせやるなら人の役に立ちたいとずっと思っていました。
前の仕事では電気機器の検査や調査を担当していましたが、今思えば私の想像力が足りなかったこともあって、生産性はあまりないような気がするけど、社会の役には立っているんだろうという漠然とした思いしか持っていませんでした。

そんなときにコーチングと出会い、人と直接関わって役に立てると実感でき、求めていたものが見つかったと感じたので、コーチングのプロになろうと決意しました。

2005年にコーチングを始めてからおよそ8年、2008年に自由の森を設立してから今日でちょうど5年、今でも人の役に立てることに喜びを覚える気持ちが尽きることはありません。

これからも多くの人の役に立てるように、コーチングにずっと携わっていきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

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