迷った時はメリット・デメリットの両方を見る

コーチング
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物事には表と裏の2つの面があると言われています。「コインの裏表」などと言われているように、メリット(良い点)とデメリット(悪い点)があるということです。「光あるところに影あり」とも言います。

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この考え方をコーチングに応用して、メリットとデメリットの両方を見ていきます。これは、前に紹介した「視点を変える」方法のひとつです。

メリットとデメリットの両方を見ることで、物事をより客観的に見ることができ、やるやらないを決めるときなどに有効です。例を見てみましょう。

相手:いつもギリギリまでやらないので、コツコツできるようにしたいんです。
自分:ギリギリまでやらないと、どうなるんですか?
相手:それが何とかなってしまうので、困っています。
自分:何とかなるんですね。2つのやり方があるんですが、メリットとデメリットを見てみませんか?
相手:メリットとデメリットですか…面白そうですね。やってみます。
自分:まずは、ギリギリまでやるメリットは何ですか?
相手:メリットは短時間で集中的にやれることです。
自分:集中できるんですね。デメリットは?
相手:いつでもできると油断して、やらないことと、いつも追われている感じがします。
自分:油断してやらないのと、追われているんですね。それでは、コツコツやることも見ていきましょう。メリットは?
相手:着実に進められることですね。
自分:進められるんですね。デメリットはなんでしょう?
相手:やることがパターン化して単調になりそうな気がします。
自分:単調になりそうなんですね。それぞれメリットとデメリットが出てきましたけど、気づいたことは?
相手:そうですね…追われるのは嫌なのと、少しづつでも進めたいのでやっぱりコツコツできるようにしたいです。
自分:コツコツやりたいんですね。そのためにできることは?
相手:う~ん…そうだ!ノートにその日やりたいことを書いて、一日の終わりに5段階で点をつけてみます。
自分:それは良さそうですね!

このように、メリットとデメリットの両方を見ていくと、どうしたいのかはっきりしてきます。迷ったら試してみてはいかがでしょうか。

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