無責任さに責任を持つ

コーチング
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「無責任さに責任を持つ」とは一見矛盾しているように見えますが、実はコーチングを行う上では非常に重要なことなのです。

クライアントと一対一の対話の中で傾聴や質問を行い、クライアントに答えを出してもらうお手伝いをする−−これがコーチングです。うまくコーチングをするコツは、クライアントと直接話しながらも、私情を入れずに第三者的なマインドで質問を投げかけることです。

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コーチングの結果は、クライアントが自ら選択して決めることなので、コーチは結果については責任を負うことができません。つまり結果に対して「無責任な立場」ということになります。

「無責任な立場」というとネガティブに聞こえますが、実はそうではありません。

例えば、重要な仕事を任されたときに必要以上に責任を感じてしまい、「うまくやらないといけない」というプレッシャーから逃れられず、結果的に萎縮してしまってうまくできなかったということがよくありますよね。

逆に、自分に責任がないときの方が、「必ず成功させなければ」といったプレッシャーを感じることなく、上手に仕事を進められる傾向が強いです。仕事のメンバーとも自然に関わることができるし、自由な発想が生まれやすくなります。

コーチングを行っていると、クライアントが人生を変えるための決断に立ち会う場面が少なからずあります。そんなときはコーチとしてつい責任を感じて力が入ってしまいますが、得てして力み過ぎてしまい、うまくいかないことが多いものです。むしろ無責任な立場で、遊び心を持って生き生きとしたコーチングを行うほうが、案外うまくいきます。

無責任と言っても手を抜くという意味では断じてありません。クライアントが答えを出すために、コーチとしての責任を持って、自由な発想(無責任さ)に徹する。つまり「無責任さに責任を持つ」ことが大切だと思います。

コーチング指針・心がけ
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株式会社自由の森

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