コーチングでは、相手の言葉をそのまま使う

コーチング
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先日のコーチング勉強会@Skypeで、参加者の方がコーチングを練習した後にフィードバックさせて頂いた内容です。

コーチングで相手の話を聴いてから反映などを行うときに気をつけて頂きたいのが「相手が使った言葉をそのまま使う」ということです。

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クライアントとして話を聴いてもらっているとき、反映などで自分の言葉をそのまま返してもらうと「きちんと話を聴いてもらっている」と感じますが、自分が使っていない言葉で言い換えられると違和感を覚えることがあります。最悪の場合、違和感が不信感に変わってコーチングとして成り立たなくなることもあるので注意が必要です。

良い例と悪い例で見てみましょう。

悪い例

相手:イベントの告知がうまくできないんですよね。
自分:告知がダメなんですね。どんな状況ですか?
相手:(ダメ…)あ…はい。どうも早めの告知ができていないんです。
自分:告知が遅くてダメなんですね。
相手:(遅くはないんだけど…やっぱりダメなのかな…)えっと…そうです。
自分:何がそうさせるんでしょう?
相手:う~ん、やり方がダメだからだと思います…。

良い例

相手:イベントの告知がうまくできないんですよね。
自分:告知がうまくできないんですね。どんな状況ですか?
相手:(そうそう…)はい。どうも早めの告知ができていないんです。
自分:早めの告知ができないんですね。
相手:(そうなんだよね…)そうなんです。
自分:何がそうさせるんでしょう?
相手:そうですね…告知することに抵抗があるような気がします。

悪い例ではかなり極端ですが、相手の言葉を言い換えているので違和感があり、流れが止まりつつあります。一方良い例では使っている言葉をそのまま反映することによって、スムーズに進んでいます。

ただし、相手がうまく言葉で整理できていない場合は、比喩を使ったり、違う言葉に置き換えて理解を促すこともあります。基本的には相手の言葉を使うけど、例外もあると覚えておいてください。

相手の話に寄り添う意味でも、自分の言葉に置き換えずに相手の言葉を使うことをオススメします。

コーチング指針・心がけ
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株式会社自由の森

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