アウトライン・プロセッシング入門

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アウトライン・プロセッシング入門

最近は散文ですが毎日ブログ記事を書く中で、時間がなくて書ききれなかったり、書こうと思った内容を忘れてそのままアップするといった取りこぼしが結構あると感じています。

ふとこれは料理というかほぼ毎日作っているパスタを調理する流れに似ていると感じました。まず段取りを決めて材料を見繕って、ニンニクなど材料を切ってフライパンにオリーブオイルと入れて、同時にパスタを茹でつつ、ソースのフライパンに火を付けて(略)…皿に盛り付けて完成といった流れです。

火を使う調理は一度加熱した材料を元に戻すことができないため不可逆な手順なのに対して、文章は一連の流れで書く必要ないことをゆるく時間制限を課していることもあり、最近は無視するような形になっていました。

前後を入れ換えたたり付け加えたり、あるいは削除したりがかなり自由にできるのを、毎日書く記事でもある程度はやっているので忘れているとまでは言いませんが、文章あるいは思考プロセスの精度を高めるために、もう少し時間と手間を加えてもいいんじゃないかと考えています。

そこで思考プロセスというか仕上げまでの中間的な作業を補完するツールが必要かもしれないと考えて、そう言えば書籍「ライティングの哲学」でアウトライナー(アウトラインプロセッサ)を使っている話をしていたことを思い出しました。ライティングの哲学では「アウトライナー実践入門」を紹介していましたが、下の「アウトライン・プロセッシング入門」がKindle Unlimitedの読み放題にあったので読んでみました。

以前Windowsのテキストエディタ「秀丸エディタ」でもアウトラインが使えるので、一時期ブログの下書きに使っていましたが、目的はマクロを使った見出しの変換で、WordPressのデフォルトに合わせてCSSの書式を直したときに使わなくなりました。

また、当時はアウトラインでもまず見出しを書いてから流れに沿って書くものと思い込んでいましたが、上の本を読んで「流れに沿って書く」、つまりトップダウンで書くという固定観念が覆されました。

アウトライナーの本質は、アウトラインも含め文章を自由に組み換えられることで、この流動性によって、思考あるいは文章の「シェイク」が起こることによって、一旦トップダウンで書いた文章を組み換えたり付け加えたりするボトムアップの工程を入れられることだと理解しました。

著者のTak.さんのアウトライナー使い方で非常に興味深かったのは、書籍「7つの習慣」で提示されている「ミッション・ステートメント」を書くのに使っていることです。これは前述のシェイクを経ることでさらに拡張されていて、内容が生活全般に及んでいます。

これは私から見ると完全にセルフコーチングで、価値観や理想の生活環境など、多岐に渡って考え抜かれ、またブラッシュアップし続けている人生の行動指針になっていると感じました。これは例の通りに使えたらコーチングがいらなくなるヤツですね。

自分の思考を拡張するツールを探していたはずなのに、期せずして「独学大全」や「小さな習慣」などに続いて、またもやコーチング殺しの手法を紹介している本を見つけてしまいました。

とは言え、アウトライナーを使って思考を拡張するのはやってみようと思ったので、本書とライティングの哲学で紹介されていたアウトライナー”WorkFlowy”のサインアップを行って、アプリもスマホにインストールしたので、まずは使ってみようと思います。

などと言いつつ、この文章はトップダウンでざーっと書いてしまいました。

Web版
A simpler way to organize your work - Workflowy
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アプリ版

WorkFlowy: Note, List, Outline

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