「メモの魔力」はメモ魔教の聖典にして強力なセルフコーチング本なので禁書(以下略

コーチング
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最近ブチ当たる本が、コーチング殺し続きで闇落ち待ったなしの私ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

友人がサロンに入って実践しているという「メモの魔力」をKindleストアでポチって読んでしまいました。

著者の前田裕二さんは、仮想ライブ空間サービスの「SHOWROOM」を運営する、SHOWROOM株式会社の代表取締役社長です。しかも編集は箕輪厚介さんです。強すぎ!

そして内容ッ!「小さな習慣」に引き続きお前もかーーーーーー!!!!!!

「小さな習慣」がコーチングを殺しにきているので禁書に指定
私はコーチングを行っていますが、コーチングは対話を通じて、その人がどうしたいか、どうありたいかを明確にすることで、結果として行動に移すお手伝いをします。「やりたい」を「できる」に変えることが目的なので、行動を習慣化することがゴールとも言えま...

タイトルに書いてあるとおり、メモ魔教の聖典にして、強力なセルフコーチング本です。

どんなときにもメモを取りまくるメモ魔の前田さんが、抽象化と具体化、構造化や習慣化もフォローしつつ、価値観と軸の明確化など、自己分析と思考フレームに始まりセルフコーチングまで、メモの魔力のみの一点突破で全部語り尽くすスタイルが狂気さえ感じられて非常に面白かったです。

漫画「るろうに剣心」で左之助が攻撃特化で防御の修行をまったくせずに呆れられるも、結局それで勝ってしまう話や、以前2ちゃんねるのまとめで見た、コーラが好きすぎて面接時にコーラの話題で内定が決まった話を思い出しました。

コーラ飲んだら内定もらえた | 不思議.net - 5ch(2ch)まとめサイト
人生についてや関連のまとめ

前田さんが8歳のときに事故でご両親を亡くされるという圧倒的絶望が原体験で、運命に抗いたくなる強い想いが力の源となり、メモによって人生を切り開いていく様は、まるでファイナルファンタジーIVで、暗黒騎士から自分に向き合ってパラディンに生まれ変わる主人公セシルのようです。

また、似たような本として岡田斗司夫さんの「スマートノート」がありますが、「メモの魔力」のほうが単なるノート術にとどまらずに、すべての能力を高められる人生の指針として宗教的でさえある熱量に圧倒されます。「メモ魔塾」というサロン(後述)もあるので、メモ魔教として広めたいんじゃないかとさえ感じます。

余談ですが岡田斗司夫さんも2011年に同じようなことを試みられていて、FREEexとクラウドシティというネット上を起点に活動するコミュニティを運営していましたが、タイミングが早すぎて社会が付いていけなかったようです。私も2011年からクラウドシティに入っていましたが、かなり刺激的で面白かったです。クラウドシティは存続していますが、仕事が忙しくなってきたこともあり、今ではログインしなくなってしまいました。

クラウドシティ

現在は有名人のサロンやオンライン塾などが盛んになっていて、うまく時流に乗って来ているという点でも、本書の仕掛け方が非常に上手いと感じています。おそらく参考にしているだろうと思ったら、編集の箕輪さんが岡田さんと対談している動画がありました。

今ならサロンに無料で入れる

本書を購入した人はオンラインサロン(Facebookグループ)の「メモ魔塾」に2020年まで無料で入れます。紙でも電書でもOKです。

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参加ボタンを押すと、下の写真のように入力欄が現れるので、そちらにバーコードあるいは注文番号を入力します。私はKindle版を購入したので、下の欄にメールに記載された注文番号をコピペしました。

サクッと入ってみたらメンバーが現時点で5350人でした。49万部売れているので計算すると1.09%の人しか行動していないんですよね。公式Twitterのフォロワー(3879人)を入れても2%前後です。私はタダだから様子見たろ!という軽いノリで入ったというのに…。

本に感銘を受けて人生を変える気が起きたら、FacebookやTwitterのアカウントを作ってでも入るなりフォローなりすると思うんですけど、実際には多くて50人に1人しか行動しないのはコーチングのプロとしては興味深いです。ただし、経営者としては軽く絶望を覚えます。仲間が集まるだけでなく、著者やスタッフの方に質問や相談を直接できる、こんなお得なサービスなのに、なんで…なんで…。

まとめ

私はコーチングでクライアントの方を通じて軸や価値観を扱うのが慣れていて、日頃から本を読んだり(インプット)ブログを書いたり(アウトプット)と訓練を積んでいるので、個人的には既視感の多い内容でした。ただ、現時点で自分の軸や価値観があいまいで、抽象化や言語化を苦手としていて、インプットとアウトプットの習慣がない人には福音になりうる内容だと思います。

また、巻末に1000の質問がありますが、サロンの人数を見るとレベル1とされている最初の100問でさえ、やる人はそれほど多くなさそうだということがわかり、コーチングの提供者としては食われる心配は当面なさそうなので、安心やらガッカリやら複雑な心境です。

編集者の箕輪さんも動画などで仰っていますが、要約すると「どの本でもぶっちゃけ行動しろしか書いていないけど、それでも人は行動しないので、なんなら本を読んでくれなくても行動すれば突き抜けられる」というのは真理だと思うで、まずは行動しましょう。本気と書いてマジで。

100問やっておけば、本に書いてあるとおり価値観がかなり明確になり、軸は見えてくると思います。

いいから黙って100問やっとけ!話はそれからだ!!

ダメだったらコーチングを受けるがいい!体験無料!!

実践者がこれ以上増えると恐ろしいので、念の為こちらもコーチング殺しの禁書に指定しておきます。

コーチング本・マンガ
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株式会社自由の森

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