ゴールデンカムイ完走

駄散文
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ゴールデンカムイ完走

8日まで無料公開されている漫画「ゴールデンカムイ」ですが、30日に読み始めてから徐々にペースが上がってきて昨日は一気に半分くらい読み進めて、結局最後まで読み終わりました。

[第1話] ゴールデンカムイ - 野田サトル | となりのヤングジャンプ
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登場人物にそれぞれ思惑があり、どうなるかハラハラしながら読み進めましたが、最終的には生き死にも含めて結局のところ落ち着くところに落ち着いたかな、といった感じです。

Twitterのトレンドにも上がっていたように、最後の最後で白石が全部持っていったのには笑いました。真面目に考えると命を掛けて白石を守って死んでいった、海賊房太郎の遺志を受け継いだとも言えるので、その点でも納得のラストです。白石も天涯孤独なので、海賊房太郎の夢に思うところがあったんじゃないかと思います。

白石は普段は遊ぶことしか頭になく、戦闘ではまったく役に立たないものの、脱獄や逃走では無類の力を発揮してやるときはやり、要所要所で本質を突いてくる発言が多かったので味わい深い憎めないキャラです。とりあえずどんな動物にも、出会うと頭を噛まれることろも面白かったですね。

ゴールデンカムイには色々なキャラがいますが、特に土方歳三がメチャクチャ格好いいので大好きです。右手に刀、左手に銃の戦闘スタイルが本当に格好良かったですね。かなり推していたので、最後の謎に絡んでいたところも個人的には良かったです。鯉登少尉との戦いでは、覚悟を諭しつつ剣士として覚醒させてから正々堂々戦いに臨む姿も痺れました。幕末に散々対峙したと思われる、示現流と時空を超えてやり合うのも最高です。

土方配下の門倉もメチャクチャ好きですね。普段は不運でも、命の危機にさらされたときに超が付くほどの幸運が発動して、結局生き残るのが最高です。彼の強運が謎を解く最後のひと押しをするのも良かったです。

謎のホーロー仮面キャラ、鶴見中尉は最初ただのサイコパス野郎かと思いましたが、人心を掌握して思い通りに動かす点でサイコパスには違いないものの、悲しすぎる過去を持っていてかなり切なくなりました。ただ、最後の最後で結局そっちを選ぶか…!と鯉登少尉たちに聞かれた言葉は真実だったかもしれないと思いました。感情が高ぶると髄液が垂れてくるのが、状況によって涎だったり涙だったりする見せ方も上手かったですね。

先日も書きましたが、壮大なストーリーのわりには登場人物はそれほど多くなく、少数精鋭で濃いキャラが登場するので、それぞれのキャラに親しみが沸いてきます。どのキャラも一癖も二癖もあり、大体思い過去を背負っているか、鶴見中尉に見込まれてしまっているので性格に強い癖が出てしまうんでしょうね。

壮大な北海道の動植物や景色の描写がすごく美しくて、思わず行きたくなるのと、アイヌ文化を余すところなく紹介しているので俄然興味が出てきたので、本を読んでみようと思います。

あと、北海道や樺太に棲息しているいろんな動物を食べまくるのが最高に良いですね。味に関してかなり詳細に紹介されているので、想像を膨らませたり、肉食が不味くて草食は美味しいというのは不文律らしいこともわかって勉強になりました。余談ですがこれらの知見を総合すると、パンダは笹を食べる草食の熊だから、食べたらきっとヒグマより美味しいんじゃないかと思います。限りなく不可能だと思いますが、機会があったらぜひ頂きたいですね。

最後になりますがアニメ版での杉元の声が、原神で若陀龍王を演じている小林親弘さんだったのをすっかり忘れていたことをここに告白し、懺悔します。

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